第2回

クラフトの仕組み

ちょこっと解説

人が体内に宿している「ヴィビリア」はごく少量です。
例え一人の人間が保持している全てを使い切ったとしても、大したクラフトはできません。
なので、大きな結果を生み出すためには、大気のマナを使うことが必要不可欠になってきます。
また、その大気のマナも一度にコミットできる量が限られているので、複雑なクラフトをブレスするには「シナジー」を起こす技術が非常に重要になってきます。
戦闘では、シナジーを上手に使いこなせるか否かで、勝敗が決まると言っても過言ではありません。
また、一定量のマナを効率の良さで最大限に使用することは、神々に対しての最低限の礼儀とも考えられています。

ヴィビリアは非常にデリケートで、外部からの干渉や病などで体内のマナの量に急激な変化が生じると死に至ることがあります。
また、体内のヴィビリアが枯渇しても死に至ります。
一度使用したヴィビリアのマナはごく微量なら自然治癒で回復されますが、一度に多く消費するとほぼ回復しません。また外部からの干渉で補充することは基本的にできません。
体内に秘めているマナを100MP(マナポイント)とした場合、日常で使うクラフトに必要なヴィビリアは0.01MP程度です(勿論クラフトにもよる)。無茶をして短期間で1MP使用したりなどすると、このMPは回復しません。また最大MPは生活の不摂生などで劇的に変化します。

これもまたシナジーが重要である理由の1つです。

マナクラフトとは『自分の寿命と引き換えに世の中に奇跡を起こす』手段なのです。